59歳になったら、フィリピン人になる予定、フィリピン・セブ島在住日本人ブロガーHonです。
日本人の感覚だと60歳ってまだまだ若いですよね。
60歳だと現役バリバリで働いている人が多い日本ですが、ここフィリピンでは60歳はシニアとなります。しかも法的にシニアとなり、さまざまな特典があります。
そもそも、フィリピン人の平均寿命は2019年の世界保健機構のデータによると、男性が67.4歳、女性が73.4歳とアジアの中でも非常に低いです。元々66歳くらいだったのが、68歳になって70歳になっていますので、医療機関の発達により急速にフィリピン人の平均寿命は延びています。それでも多くの人が60代あるいはそれ以前でなくなってしまうため、フィリピンでは60代はシニアと定義されているのです。※このフィリピンの60歳以上をシニアとする定義ですが、将来的には引き上げられる可能性が十分にありますので、ご注意ください。(後述します)
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こちら改めて時が来れば、具体的な申請方法・手順など詳しく説明したいと思っていますが、フィリピンで市民権を取得(市民権)になるのには裁判手続きが必要です。一定期間この人がフィリピン人になりますよって公示したうえで、問題がなければフィリピン人になれるイメージです。
裁判手続き含め、最低でも30万円くらいは費用がかかります。そして一年くらい時間がかかる。こちらは弁護士などに依頼する費用などが含まれていますが、安いお買い物ではありません。
それでも60歳からシニアの特典受けたいなら、59歳で申請をしようって、Honは決めています。
さて、このシニアシチズンですが、およそ10数年前に制定された法律を根拠にしています。
The senior citizen age in the Philippines is 60 years old and above.
60歳かそれより上ということで、60歳以上はシニアシチズンである、と定義されています。
ちなみに世界保健機構では65歳以上を高齢者と定義しています。また日本でも65歳以上を保険適用における高齢者と定義していますので、60歳をシニアと定義しているフィリピンや、やはり少し早い印象があります。
基本的には医療、食品、レストランなどにて無料サービスあるいは割引を得られるのが大きな特典です。
政府系の病院での医療サービス
ワクチン接種※一定の所得水準以下の場合のみ
シニア向け教育サービス
医療サービス
レストラン
プロフェッショナルサービス(法律、会計など)
交通機関利用
ホテル宿泊料金
国内線フライト
食料品など生鮮食品
スーパーマーケットなどの日用品
電気代・水道代など
スーパーなどでのプライオリティーレーン使用
現金特典(年齢や市による)
上記シニア割引を受ける方法ですが、OSCA IDというシニア(60歳以上)であることを証明するIDを見せる必要があります。ちなみにOSCA IDカードを保有するシニアに対して割引を拒部ことは違法行為とされており、上記割引を拒むことはホテルやレストランはできません。
60歳以上になると得られるシニア割引ですが、実際のところ長生きなのはお金持ちであり、お金持ちは長生きしてさらに割引も受けられる。一方で貧困層などは病院代を払うことができず、早く亡くなってしまうという現実があります。
フィリピンで糖尿病なども病気は通院や医療負担が多く、日本などと比較して糖尿病自体が死因となる病気の一つです。政府系の病院の質は高いと言えず、また医療関係の保険制度が充実していない一面がありますので、その部分をどう取られるか、シニア割引が受けられるからフィリピン人になると得だ、とはなかなか言えません。また昨今ガンなどは治療可能な病気になりつつありますが、フィリピンではかなり多くの人が十分な治療を得られずに亡くなっているという事実があります。
こちらは外国人にとっても同じで、フィリピンの最先端の医療サービスは高額な民間医療機関となり、その負担は実質100%と非常に大きいです。(日本だと少なくとも30%の負担で済みます)
こうしたことがフィリピンに10年以上住んでいるHonも、なかなか市民権取得に踏み出せない大きな理由となっています。
そんなこんなで何年かしているうちに、シニアの年齢ですが、これから5-10年くらいで65歳に引き上げられるのではないかと予想しています。
その大きな理由ですが、フィリピンの平均寿命が10数年前から少なくとも5歳以上高くなっていることが大きいです。
65歳になってからなら、まだまだ10年以上ありますし、じっくり考えてもよさそうです。
応援よろしくお願いします。